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【イベントレポート】できるビジネスパーソンの心と身体づくり@wework大名

2019年02月25日

こんにちは!Spomee松尾です。
今日は先日2月15日にwework大名で開催したイベント「できるビジネスパーソンの心と身体の健康とは?」のトークセッションの様子をレポートいたします。


今回のトークセッションにご登壇頂いた、できるビジネスパーソンはこのお三方。

株式会社BBDOJWEST 営業局長 BOND 編集長 小柳俊郎様
株式会社ワーコン CMO 白坂大作様
株式会社ディーゼロ 代表取締役 矢野修作様

お三方とも”ビジネスと健康”テーマなんてお話されたことが無いにも関わらず、登壇を快諾いただきました。
本当にありがとうございます!

※レポートは敬称略でお届けします



司会 松尾:今日はお三方に「ビジネスと健康」というテーマでお話いただきますが、まずは自己紹介からお願いします。


白坂:僕は順天堂大学でスポーツを学んでいて、バリバリの体育会系で、卒業してからもスポーツジムの「ルネサンス」でインストラクターをしていました。
そのあと「グランドビジョン」という広告の会社に勤めて、今は「ワーコン」というベンチャー企業にジョインし、看護師による24時間見守りの事業を展開しています。



小柳:僕の社会人のスタートは「三井グリーンランド」という遊園地で11年、ウルトラマンやカーレンジャーの中に入ったこともありました。
16年前に「BBDO J WEST」という広告会社に転職し、2011年から「BOND」というフリーペーパーの編集長も務めています。

昨年、公開された映画「オズランド」は、僕の遊園地時代の話がモチーフになっていて、西島秀俊さんが僕の役を演じてくれたんです。こんな幸運なことがあったので、残りの人生は消化試合だなと思っているところです(笑)。

※小柳さんの逸話から生まれた映画「オズランド


矢野:僕は今も代表を務めているディーゼロというWeb制作プロダクションを立ち上げて約20年になります。
自分自身もデザイナーとしての経験があるんですが、デザイナーが働きやすい環境を実現しようと思って作った会社です。
今は60人ほどのクリエイターが集まってくれていて、福岡を愛してアホなことをやっていけたらと日々がんばっています。


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健康づくりのきっかけについて

松尾 :皆さん、健康や体調管理を意識するようになったきっかけは何でしたか?

白坂:僕は26歳ぐらいの頃に体を壊したんです。
当時勤めていたスポーツジムで新店の立ち上げに携わり、1日3本ぐらいボクシングエクササイズなんかをやっていて、むちゃくちゃハードな毎日で精神的にやられちゃったんですね。肌が荒れて、顔にニキビができたりもして、「運動を通して健康を提供するプロなのに」とショックでしたね。振り返れば、運動はしていたけど、むしろし過ぎていて、睡眠と食事はバランスが崩れていたんです。体の調子が悪くなると、心のバランスも崩れてしまうのを実感して、真剣に考えるようになりましたね。

小柳:僕は、今49歳なんですけど、10年ぐらい前は週5日お客さんに連れられて中洲に繰り出すような日々を送っていたんです。当時はそれをつらいと感じることもなく、わが世の春という感じで。
2011年に「BOND」という雑誌を立ち上げるにあたって、2010年の末は休みも惜しんで企画を考えては企画書に落として、突っ走っていたんですよ。
でも、2011年の春に震災があって、世の中がガラッと変わりましたよね。それまでは「LEON」みたいなトーンのものをつくりたいと思っていたけど、やはり立ち止まったことでこの考えも変わったんです。もっと「本質とは何か、一流とは」という方向にいきたいと思って。で、そういう方向に進み出したのはいいんだけど、一流とか本質に向き合ううちに「俺の体は全然一流じゃないんじゃないか」って思うようになって。俺より100万倍忙しい人たちがトライアスロンをしていたりとか、運動にもめちゃくちゃ本気で取り組んでいるのを目の当たりにして自分も変わろうと思ったのがはじまりでしたね。

矢野:僕は小柳さんと正反対で、今日なんでここに呼ばれたのかがわからないぐらい不健康なんですよ。
デザイナーという種類の人間は、ゴールを設定せずにとにかくがむしゃらに突き進むところがあります。それこそ体を壊すまで健康について考えずに過ごしていました。

5年前に結婚したんですが、入籍の直前に脳出血になってしまったんです。その時に痛感しましたね、「一人じゃないんだ」と。妻も社員もいるのにと。大病をしたのはこの1度ではなく2度ほどありましたが、やはり病気になると治療の前後って仕事のパフォーマンスがすごく落ちるんですよね。それって大きな損失だなと思うんです。それからはめちゃくちゃ健康でストイックじゃなくていいけど、最低限の健康を意識するようになりました。今はなぜかまた独り身に戻ったんですが(笑)、大切な社員と仕事のためにも無理をし過ぎず健康でいたいです。

松尾:矢野さんが脳出血になったときにお見舞いに行かせていただいたんですが、いつも流暢な矢野さんが話す言葉が聞き取れなくて、かなり衝撃を受けたのを覚えてます。


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はじめの一歩と今も続いている習慣

松尾:それぞれのきっかけで健康を意識されるようになったということですが、具体的にはどんなことに取り組んだんですか?

白坂:僕はもともとは結構自分に甘くてだらける人間なんですよ。だから年に1度フルマラソンに出ることを決めて、それに向けてトレーニングせざるを得ない状況に追い込んでいます。

矢野:僕は半年前まで今よりプラス20kgあったんです。病気もあって体重は落ちたんですけど、油断はできないので毎日血圧を計ったり、週1はジムで無理のない範囲で運動を続けています。

小柳:僕は5年ぐらい前のクリスマスイブに、「3カ月糖質を抜いて、筋トレしてみないか」と誘われたんです(笑)。それ以降、もう白いものは豆腐と塩以外食べられません。うどん、パン、ごはん、パスタはもちろん、芋や根菜もダメ。主に肉と野菜を食べるしかありません。3カ月で9kg痩せましたよ。
よく「広告会社だと付き合いもあるのにどうやって」と聞かれました。いろいろとコツや協力が要るんです。例えば定食を食べる機会があれば、まずごはんを後輩にあげます。夜はビールが絶対ダメなのでお客さんと飲むときなんかも「先輩、今日気合い入ってるんで最初から焼酎飲んでいいっすか!」みたいな感じでサラッとビールを避ける。居酒屋なんかでも最初に自分からわーっとオーダーをしていろんなものを頼むんです。で、その中でこそっと自分が食べられるやつだけを食べる。中州で飲んだあとにみんな大好きな「藪」に行ったら人数分カツ丼頼まれちゃうんですよね。それも後輩が食べ終わった瞬間に自分の皿をサッと後輩に渡す(笑)。週2回のトレーニングも合わせて、体脂肪率は22%から9.6%に下がりましたけど、3カ月とにかくフラフラでした。皆さんはここまで短期間でやるよりは1日ちょっと腕立て伏せをして毎日続けるだけでも結構変わってくるんじゃないかと思います。

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健康習慣を身につけたからこその変化とは

松尾:実際、体調管理をしたことで何が変わりました?

矢野:モテる(笑)。
女性からという意味ではなく「人」にモテます。その理由は痩せたということだけじゃなく、着たい服が着れたり、自信がつくことで表情や自分自身の振る舞いが変わるからかなと思いますね。

小柳:健康とダイエットがどこまでシンクロするかわかんないけど、モテますね(笑)。
女の子が「私筋肉そこまで興味ない、クマさんみたいな人が好き」なんていう人いますけど、あれは大体嘘ですね(笑)。え?違います(笑)?
あとは仕事にも関係ありますが、おじさんからもモテます。自分を律して体を鍛えることってやっぱり簡単じゃないってことを皆さん理解されているので、経営者の方々からも「悔しいけどすごいな」って感じで一目置かれました。日々数字を追って、部下も育てて、タフな毎日の方々だからこそ大変さがわかるみたいで、「どうやって実現したの?」と興味を持っていただきましたね。

白坂:健康への意識が完全に変わりましたね。
僕は仕事においてのボトルネックってやはり心だと思っているんですよ。ビジネスにおける正しい判断や発想のもととなるのは健康な体と心、これに尽きるんじゃないでしょうか。僕自身トレーナーをやっていたのにそのバランスが取れなかったので、睡眠・食事・運動が正しい考えにとっていかに大事かってことをビジネスマンの皆さんに知っていただきたい、それも仕事なんだと伝えたいですね。

松尾:どんな風にバランスを取り戻したんですか?

白坂:無理やり形から習慣をつくりましたね。
例えば、走るときにはポッドキャストやグロービズを音だけ聴きながらやれば一石二鳥になるな、と工夫したり。医療系、広告系、5Gとかその時々で自分が興味のあるテーマを選んでインプットすれば退屈しないんですよ。

松尾:意識高すぎです!矢野さんの健康法は、デートですかね?(笑)

矢野:。。。そうだね(笑)

※登壇中にデート相手の女性と連絡を取り合う矢野さん

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健康3要素とは

松尾:今、いろんな企業にお邪魔して”個人と企業の健康要素”についてブレストやディスカッションをする機会をいただいているんですが、人によって違いますよね。例えば、食事、運動、睡眠、家族、仕事などがよく出てきます。皆さんにとっての健康の3要素って何ですか?

白坂:僕は、「運動」「食事」「睡眠」です。
普通ですけど、これがとても大切。このバランスが取れれば心も健康に保てて、社員や家族、ビジネスパートナーを守ることもできます。心と体が健康じゃないと人にギブもできませんから。

矢野:僕は、ちょっと単語というよりキーワードに近いんですけど、「物事を選択するときは楽しい方を選ぶ」ようにしています。あとは「人の幸せも吸収すること」。ちょっと偽善っぽく聞こえるかもしれないけど、人の幸せが自分の幸せのように感じられたら、幸せが×数倍になりますから。あとは「恋をすること」(笑)。
実はこの後もデートなんですが、人に興味を持つことは心や体を健やかにしてくれるので、これもひとつの健康管理かなと思っています!

小柳:僕は、まず「筋肉」かな。
別に隆々にまでする必要はないと思うんですけど、以前「BOND」に登場してくださった所ジョージさんもおっしゃっていたんですけど、「最後は筋肉だ」って。筋肉がなくなって、元気がないと、車をいじったり、モデルガンをつくったりもできないって。元気なうちに最低限でいいから鍛えておくことって大事だと思います。
あとはやっぱり「食事」。脂肪1kg落とそうと思ったら9,000Kcal分の運動が必要なんて言われます。フレンチを1回食べたら2,000Kcalぐらい軽くいっちゃいますよね。日々食事を意識することは大切ですね。
あとは「幸福感」でしょうか。飯食う前に走って動いて、嫁さんとゆっくり話しながら食事している時間なんかが幸せだなと思えます。本を読むでもなく、スマホをだらだら見ていたらいつの間にか休日が終わって、お腹もすいてないのにごはんを食べて過ごしていたらきっと僕は不幸だなと思ってしまう。ちょっとの工夫で日曜日の夕方も不幸感がなくなると思うんですよ。


松尾:やはり健康的な生活を送っている方はビジネスとプライベートが充実しているのかなと感じました。

(ご来場の)皆さんもご自身の健康に関して深掘りすることはあまりないと思いますので、この機会に自分の健康要素についてお考え頂ければと思います。

この度はご登壇いただきまして、ありがとうございます。

テキスト:とらこや戸田かおり

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